よくもわるくも、萌え系4コマ雑誌である「きらら」において悪目立ちをしてしまったHRの第29回(07年8月発売)。
奇をてらって目立とうとしたわけではなかったので、結果論的に雑誌を荒らしてしまったことについては同誌の諸先生方に申し訳ない気持ちはありますが、それと同時に、描きたいものを描くというボクのわがままを通してくれた芳文社さんには感謝しています。
当然のように賛否両論だったようです。
もちろんHRを好きで読んでくれていた方ですら、それが良い意味であれ悪い意味であれ裏切った形になったことは事実ですから仕方のないことです。
以前ふれたように、本来HRは中学篇で終わる予定でした。
それが高校篇に続くと決まった時、高校1年の2月で終わるだろうHR全2巻の全体を通したビジョンはボクにはなかったのです。
当然のように、中学篇のラストは当初決まっていた運命軸とは変わってしまいましたが、そこでボクが思ったのは、この後はストーリー云々というよりは、今度こそ彼らの運命軸をきちんとなぞりながら、書き手としての自分も読者さんと一緒になって、その成り行きを傍観するような、そんなスタイルで書き進めてみたいということでした。
そこで、中学篇卒業を控えた今年の2月頃、掲載の都合で起こるべき予定調和の運命軸から外れた彼らの新しい運命軸を思い描き始めました。
ボクの中に新しい彼らの未来が、連載終了後を数年含む形で見えてきましたので、高校篇突入を目前にして芳文社さんと打ち合わせを持つことになりました。
もちろんこの時点で、すでに8月におこる件については僕自身もまずいだろうと思っていたので代案は一応用意してはあったのですが、まさかの承諾を得ることができ、今回の掲載につながったのです。