サイン会報告
先日告知したサイン会は無事終了しました。
雨の中、会場まで足を運んでいただいた方々、なかには相当遠くからお越しいただいた方もいらっしゃいました。本当にありがとうございました。
そして、ぎりぎりまで来場を考えてくれていた方もいらっしゃったようなので、サイン会レポートをしてみようと思います。
残念ながら、会場は撮影禁止だったことと、かなり手一杯だったので写真はありません。
KOBOCAFEは、中野ブロードウェイの奥の本当に分かりづらい片隅にこっそりあったので、お越しいただいた過半数の方が迷ったようです。
僕自身も、編集長に案内されなければすぐにはたどり着けなかったんじゃないかと思います。
なかなか機会がなく今回はじめて行ったKOBOCAFEでしたが、アンティークなファニチュアーでトータルコーディネートされた趣味人のための喫茶店といったおもむきで、さすがKOBO(講談社BOX)が、小説好きの人のためにわざわざ作っただけはあると、着いた瞬間にまずそこに感心しました。
立地条件もあいまって、そこは真の意味で隠れ家的スポットだったと思います。
30分前に到着したときには、すでにお客さんが何人か居ました。
静かなたたずまいの店内で、それぞれが自分の好きな小説を楽しまれている様子を横目にみながら、客席とはパーティションで隔てられた半個室風の応接テーブルに案内されて、そこで関係者の方々とご挨拶。
しばらくすると、作家の小柳粒男さんも到着し、大雑把な段取りを決めてからサイン会を始めました。
今回のサイン会。
前もって聞いていたとおり、ちょっと変わったサイン会でした。
半個室の間接照明のあたる応接間のような場所で、アンティークテーブルを挟み、奥のソファーに僕と小柳さん、手前のソファーにお客さん。
先着何名だったかにはポスターを含むサインを小柳さんと二人でして、そのあと本にヒロインを僕が書いている間、お客さんと雑談。
お客さんともどもソファーに腰掛けた状態で、ひとりあたま5分くらいの時間をとっていましたから、まるで面接会場のようでもありました。
僕らとしても驚くほど意外なスタイルでのサイン会でしたが、もっと面食らったのはお客さんでしょうね。
突然、作家とお話してくださいって言われても、心の準備ができてないのは当たり前で、困惑したお客さんと緊張した僕らの間に妙な空気がただよっていました。
しかし、同人活動をやめてしまった今となっては、読者さんと直接ふれあう場所はなくなってしまったので、久々の生の声にあらためて励まされました。
目立つのはあまり好きじゃないので、サイン会はちょっと・・・・と、出版各社には口を濁していたのですが、こういうサイン会ならいいかなと思いました。
もっとも、サイン会を開くだけの理由のある作家たりえなければ、皮算用もいいところなので、次の機会が得られるよう頑張りたいところです。
今回ご来場いただいた方と、ご来場をすこしでも考慮してくれたすべての方に、あらためて感謝いたします。
ありがとうございました。